体に必要なのは「水」?「水分」?
梅雨があけると いよいよ一年で最も暑い季節 夏の到来です。
水分補給で気を付けること
熱中症予防に 「水分補給をしっかりと」と言われますが、 「水」と「水分」の違い 理解できていますでしょうか?
辞書を引くと説明されているのは、次の通り。
「水」 : 動植物体の構成成分としても重要で、生物の生命の維持に欠かせない。化学的には水素と酸素の化合物で、常温では液体、蒸発して水蒸気に、氷点下で氷になる。
「水分」: ”ある物の中に含まれている水や液体。また、その量。みずけ。 「━を補給する」
”ヒトの体の約60%は水分” といわれていますが、身体に含まれている水の量のことです。
補給するものの認識が「水」か「水分」かで、身体の水分量が 60%を下回り 慢性的脱水症状になることがあります。
健康な身体の維持に必要なのは、「水」「水分」どちらが必要でしょうか?
みずみずしい健康な体の 維持に必要なのは、「水」です。
飲料としては、適度なミネラル分が含まれた 軟水 が好ましいと言われています。
お茶やコーヒーも 飲料ですから、「水分」をふくみますが、カフェインも多く含みます。
カフェインは、身体の細胞に取り込まれない物質です。 細胞に取り込まれないということは、すぐに排泄されるものであり、栄養にはなりえません。
生態反応的には 体にマイナスの影響を与える ”毒” と同じです。
”毒”が取り込まれると 排出に多量の「水」が使われ、身体は 「脱水」の方向に向かいます。
カフェインの強い、コーヒーやお茶を飲むと、「水分」は摂ったものの、カフェインの排出する作用のために 摂った以上の「水」が消費されることになり、血液がドロドロになる現象や、細胞が脱水状態になる現象が起こります。
カフェインのメリット
眠気・倦怠感などに効果があるため医薬品としても用いられています。
主な作用は、 覚醒作用(眠気を覚ます、脳を活性化する)、皮下脂肪燃焼効果、利尿作用などです。
カフェインの作用は摂取した状況にもよりますが、およそ30~1時間で聞き始め、約2時間~4時間半継続します。
目覚めのコーヒー、午後の会議前のコーヒーなどは、シャキッと体を覚まして作業効率をあげるため効果的だと言えます。
しかし、上述の通り カフェインは利尿作用が高いため、水分補給としての飲むのには逆効果になります。
カフェインの摂りすぎで起こること
胃液の分泌を促すため、胃を荒らしてしまう。
鉄分や亜鉛などのミネラルの吸収を阻害するため貧血を起こしやすくなる。
神経が興奮状態になることによって自律神経が乱れ、血圧が高い状態が続いたり、眠りが浅くなる。
カフェインの過剰摂取により 「カフェイン中毒」とよばれる状態に陥ることもあります。
一度に多量に摂取した場合に起こる「急性中毒」と長期間多くのカフェインを摂取し続けたことによっておこる「慢性中毒」が あり、どちらもカフェインが神経に作用して起こります。
多くのケースの慢性中毒では、焦燥感や神経過敏、興奮、不眠、頻尿などの症状が現れます。
カフェイン慢性中毒症状の人が、カフェインの摂取を断つと、頭痛や眠気、集中力の低下などを起こしますが、たばこやアルコール断ちなどと比べると 容易に行えると言われています。
眠気除去薬は、高濃度のカフェインが入っていますが、量が少なく、カフェインを摂取したという自覚がなくなりがちで、イライラしてくると 連続で飲んでしまうことがあります。また、頭痛を感じるとすぐに 鎮静剤や風邪薬を飲むのも危険です。
(カフェインは鎮痛作用があるため 鎮痛剤や風邪薬などに含まれています。)
カフェイン慢性中毒症状の中にも「頭痛」があり、カフェインの追加投入で悪化させる危険もあります。
カフェインの効果や中毒症状も理解し、摂りすぎに気を付けましょう。
「水」は生命に必要不可欠なものです。
「水分」を補給するには「水」のみで摂取するか、 「水」+「栄養」で摂ることが基本です。
「水」+ ”毒(カフェイン)” の組み合わせで摂取する「水分」は、 脱水を引き起こす要因になります。
”毒”を身体の外に出す排泄には、毒物を排泄しやすいものにするために 種々の「代謝酵素」と「水」が消費されます。
清涼飲料水もまた 毒(糖分)が多く含まれ、同じような症状が起きます。
糖分を含む飲み物をたくさん飲むと、血糖値が上がり 喉がまた乾くという繰り返しが起こります。
通常は血糖値が高くなると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、体内の血糖値を下げる働きをしますが、摂取する糖分が多く、高血糖の状態が続くと、この働きが鈍くなり、糖分の代わりに脂肪やタンパク質がエネルギー源に使われます。このとき発生するのが血液を酸性にするケトン体で、ペットボトル症候群を引き起こす作用を持ちます。
喉の乾き、倦怠感、腹痛、吐き気、多尿などの症状が現れ、症状がひどい場合は意識の低下と昏睡常態へ至ることもあります。
酵素について
代謝酵素(体内酵素)とは、生命活動に必要な酵素で、主な働きは新陳代謝・デトックス・自然治癒力・免疫力。
消化酵素(体内酵素)とは、食物を吸収しやすいように分解するための酵素。
※消化に悪いものをよく食べていると消化酵素を普段より多く使用することに。
食物酵素(体外酵素)とは、食物の中に元々入っている酵素で、食物を食べることにより私たちが新たに使えるようになる酵素。
代謝酵素と消化酵素の1日で作れる量は、一定です。
食べ過ぎると消化酵素が作られ、代謝酵素のつくられる量は少なくなる仕組みです。
(健康な方の割合は、「代謝酵素80:消化酵素20」の様な代謝酵素に体内酵素の分配が多くなっている状態です。)
代謝酵素が少ない状態だと、細胞の最新再生される部分が少なくなり、老化、がん化の進行の要因になると言われています。
飲食をしなければ、消化酵素の消費を抑えて、代謝酵素を増やすという結果になるのですが、それ以外にも方法があります。
体外酵素である食物酵素の摂取です。
食物酵素は、生野菜・果物を食べて外から得る酵素です。外から得る酵素で、消化の助けをしてくれ消化酵素を無駄遣いせずに済みます。
消化酵素を無駄遣いしないで済むと言うことは、体内酵素の分量を代謝酵素へ多く回すことができますので、その結果健康体になっていきます。
私が学生の時、家庭科の栄養指導で バランスの良い食事をするために取り入れたい食材の7品目の頭文字をとってできた「まごはやさしい」という食育ワードをならいましたが、最近は この最後に 酵素がつき 「まごはやさしいこ」 というそうです。
ま(まめ) = 豆類
ご(ごま) = 種実類
わ(わかめ) = 海藻類
や(やさい) = 緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな) = 魚介類
し(しいたけ)= きのこ類
い(いも) = いも類
こ(酵素) = 発酵食
毎日の食事に、生野菜や海藻入り味噌汁を添えるだけで、酵素は摂取できます。
若さと健康維持のために、「水」の補給に加えて「酵素」もとり入れていきましょう!
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