食べ物がおいしくなる 50度ゾーン
2012年頃、食の勉強に東京へ通っていた時代に、低温蒸し、50度洗いで当時話題になっていた 平山一政さんの講義を聞きました。
週刊誌にも取り上げられていたので、知っている方もいらっしゃると思います。
あらゆる食べ物がおいしくなる温度は 50度ゾーン
以前 発酵の勉強をしていた時に、菌は死滅する前の温度が 一番活発に動き 発酵しやすい(=甘酒をつくるときはその温度帯で作る)とならっていたので、この話を聞いた時 なるほどと思いました。
あらゆる食べ物の酵素が 最大限に働く温度が 50度ゾーンということです。
学んできてから、早速 給湯温度の基本設定を 50度に変えて、台所からでる水の温度については50度に設定しました。
実際トマトを50度で洗うと おいしくなりますし、 バナナの皮がついたまま50度で洗うと シュガーポットがそこからすすまなくなり反対に青いバナナを50度洗いを長めにすると 黄色くなります。
50度洗いのメリット
・食物に含まれるビタミンの精度があがる。
・農薬などの成分がおちやすい。
・食物が日持ちする。 50度で洗ってからしっかり水気を切り冷蔵することが必要です。
◆50度洗い(野菜の鮮度維持)の推奨時間
葉:10~20秒
根菜:1~2分
果物:30~2分
◆食品別 50度洗い方の一例
◎レタス・・・まるごとあらってもよい。葉をちぎってしゃぶしゃぶするようにしてもよい。
野菜を丸ごとつけると温度がさがるので、50度より少し高い目に設定するとよいそうです。
◎にんじん・・・50度の湯でタワシで。そうすると汚れがキレイに洗えます。
◎トマト・・・洗ってから5分浸けるとよい。5分で追熟するとのこと。
◎いちご・・・農薬使用量が高いのでおすすめです! 粗熱をとって冷ましてください。
◎りんご・・・上記同様。リンゴの皮を食べる場合も安心です。
◎厚揚げ、油揚げ・・・酸化した油を落とせます。
◎冷凍のひもの・・・酸化した油(肉、魚が死んでから酸化)がおちるそうです! 冷凍のままいれて50度を下げないように(43度を下回ると雑菌が繁殖する温度になるので注意) 動物性食品は50度洗いをした後すぐ調理をするのがポイントです。
野菜の酵素は、火を通すと少なくなり、生野菜も害(農薬残留)があるといわれていますが、50度で洗うと食べなくてよいいやな成分が落ち、酵素はしっかりいただけるということなので とり入れない方法はないですね!
低温蒸しについても 学びましたが、家庭に於いて低温蒸しをするには、温度管理がなかなか難しいのと、時間・手間対効果においてそこまでどうかと、、私は取り入れていません。
食品がふっくらジューシーにできるため 設備に導入されて 売り上げをあげている食品会社があるという話は聞きました。
興味のある方は、「低温蒸し」で調べてみてください。
酵素の話のついでに、超簡単 3時間でできる 甘酒の作り方を紹介します。
時短 生麹だけでつくる甘酒
材料 生麹:水=1:1
作り方 1)生麹を手でほぐし、炊飯器にいれる。
2)麹と同分量の水(60度まで)をいれ混ぜ、布巾をかけて蓋を半開きにする。
3)3時間後完成。 5~6時間で甘さが増す。
※できたては甘くないですが、[冷ます→温める]を3回くらい繰り返すと濃厚な甘さになります。
甘味料として使う場合は、発酵止めをするために火にかけ沸騰させるのですが、酵素を食べたい場合は加熱しなくて良いです。
冷凍する場合は、(沸騰させず)酵素が生きた状態で保存するのが良いです。
生麹がよいですが、乾燥麹でも大丈夫です。その場合は、若干水を多めにすると良いです。
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