【1200年続く伝統行事】小野神社「しとぎ祭」に参列しました
2025年11月2日、滋賀県大津市に鎮座する小野神社にて執り行われた「しとぎ祭」に、弊社も一般参列し、米麺の奉納をさせていただきました。
「しとぎ祭」は、古代より伝わる神饌行事で、粢(しとぎ)と呼ばれる餅を神前に供え、五穀豊穣と地域の繁栄を祈るものです。
その起源はおよそ1200年前にさかのぼり、稲作文化と深く結びついた、日本最古級の神事のひとつとされています。
当日は、滋賀県内をはじめ関西圏のお菓子業界関係者の方々が多く参列され、古式ゆかしい雰囲気の中で厳かに儀式が執り行われました。
毎年11月2日に開催されるこの行事では、先着50名に「しとぎ福特典」が授与され、今年はありがたくその福を拝受いたしました。
小野神社のしとぎ祭は、地域の「十二人衆」による宮座の奉仕によって千年以上ものあいだ受け継がれており、神職のいない時代の形を残す、全国的にも稀有な伝統行事です。
氏子の皆さまの敬神の心と、農の恵みへの感謝が今も息づいています。
弊社では、滋賀の自然とともに育まれた「米」を通して、地域文化と食のつながりを未来へと伝えていきたいと考えています。
この貴重な機会をいただけましたことに、心より感謝申し上げます。
🏮しとぎ祭(粢祭)について
小野神社のしとぎ祭は、神前に「生のモチ米」を木臼と杵で搗き、そのまま餅として奉納する古式神饌の形を今に伝える行事です。
粢(しとぎ)は“神への最初の供物”とされ、古来より五穀豊穣を祈る象徴とされてきました。
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