株式会社彩食美

もりケロふぁーむの物語ー微生物が育む無農薬の米づくり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もりケロふぁーむとは

長浜ののどかな田園に、小さな農家「もりケロふぁーむ」があります。
ここで米づくりに取り組む中谷さんは、大規模な機械化や化学資材に頼らず、自然の力を活かした栽培を続けています。
決して派手ではないけれど、一歩一歩、土と向き合いながら育てる米には、まっすぐな想いが込められています。

 

 

 

 

微生物栽培という挑戦

 

麹菌・酵母菌・納豆菌・乳酸菌の力

中谷さんが選んだ方法は、昔から日本人の暮らしに根付く微生物を活かす栽培です。
麹菌や酵母菌、納豆菌、乳酸菌――。
それぞれの菌が持つ力を借り、田んぼの土に命を吹き込みます。

 

 

 

酵母水 ― 命をつなぐ「琵琶湖パラダイス」

中谷さんが「琵琶湖パラダイス」と名付けた酵母水。
その中身は、米のとぎ汁、納豆、植物酵母液、塩――。
いずれも、昔から日本の台所や暮らしに欠かせない自然の恵みです。

 

この酵母水をひとたび仕込めば、目に見えない無数の微生物たちが生き生きと働き始めます。
彼らは稲の成長を助け、土を育み、命の循環を支えてくれる相棒。
中谷さんはその力を信じ、田んぼに注ぎ込むのです。

 

ボトルごとに違う色をしているのは、砂糖の種類の違い。
白砂糖は澄んだ透明感、黒砂糖は深いコク、黍砂糖は力強い発酵――。
まるで一本一本が個性を持ち、琵琶湖の自然を映すかのようです。

 

「琵琶湖パラダイス」には、農薬や化学肥料に頼らず、自然のリズムと共に生きる農業の夢が込められています。
このしずくが田んぼへ注がれるとき、そこには単なる農作業ではなく、命と命が出会い、未来へ受け渡される瞬間が広がっているのです。

「琵琶湖パラダイス」と名付けられた酵母水

 

 

外部資材をできるだけ使わない理由

「本当に必要なものだけで米を育てたい」。
その想いから、外部からの資材はほとんど入れません。
田んぼが本来持つ力を微生物が引き出し、自然に近い循環が生まれます。

 

 

自然に近い循環で育つ稲と土

肥料に頼らなくても、土の中では微生物が有機物を分解し、稲の栄養となる。
「生き物たちが支えてくれるから、私はその環境を整えるだけです」と中谷さん。
人と自然が手を取り合う農法が、ここには息づいています。

 

 

 

もりケロふぁーむの営み

田んぼ ― 物語の出発点

ここから、もりケロふぁーむの物語は始まります。

自然豊かな田んぼが、すべての出発点です。

酵母水 ― 命をつなぐしずく

日本の暮らしに息づく微生物の力を借りた酵母水『琵琶湖パラダイス』

大地と作物を結ぶ命のしずくが、田んぼに注がれます。

仕込み ― 自然の力を田んぼへ

その菌水『琵琶湖パラダイス』を用いて、田んぼが整えられます。

自然の力を活かす営みが、稲をやさしく育てます。

黄金色のお米 ― 結実する物語

そして実った黄金色のお米。

ここに、もりケロふぁーむの物語が結実します。

 

 

 

彩食美との出会い

2025年6月。彩食美との出会いがありました。
無農薬・微生物栽培で育った中谷さんのお米は、「彩食美麺」の大切な原材料となります。
手間ひまを惜しまない農法と、家族の食卓に安心を届けたいという彩食美の想いが、ここでつながりました。

 

 

 

 

持続可能な農業への想い

小さな農家だからこそ、できることがある。
大地と水と微生物に委ね、いのちの循環を守りながら米を育てる。
それは効率よりも、未来に残すべき風景を大事にする農法です。

「子どもたちに、この田んぼの景色を見せ続けたい」――
中谷さんの言葉には、農業を続ける誇りと未来への願いが込められています。

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